俺の家は、豊かな方ではない。正直に言えば、かなり貧しい。
父親は、ギャンブルに入れあげる性格で、しかも酒乱だった。
それでも、鳶職としての給料が家計に入っていた頃は、まだマシだったが、
俺が中三の時に、親父は外に女を作って出て行ってしまった。
ありがちな話に聞こえるだろうが、渦中の人間にとってはリアルな現実。
お袋は水商売に勤めを替え、俺は弟と妹の面倒を見ながらバイトをした。
そんな中でも、勉強は続けた。俺は、どん底のままで終わりたくなかった。
今の大学に入れたのは、もちろん奨学金制度の適用を受けたからだ。
金を稼ぐということがいかに難しく、辛い思いを伴うことか。
幼い頃には親父から虐待され、思春期以降は貧しい母子家庭で育った俺は、
苦労知らずに育った麗奈を見ていると、知らず知らず残酷な気持ちになる。
俺は、麗奈を愛している。幸せにしたいという気持ちにも嘘はない。
だが、その感情とは別に、温室育ちの彼女をとことん辱めてやりたい。
性欲よりも、社会の序列に逆らって上流階級を征服したいという願望。
その情念を意識する時、女陰に突き立つ肉棒は、よりいっそう硬くなる。
麗奈は明日、クラシックの演奏会に行く予定になっている。
だが、実際はに行かずに、俺のこのアパートで過ごす約束だ。
普通なら、演奏会だけで1日外出するというのには無理があるが、
有名なオケのコンサートのため、近隣でチケットが取れず、
新幹線で片道2時間かかる地方都市の会場で聴くことになった。
チケットは、麗奈が知り合いに手配してもらって2枚入手した。
金は俺が出した。S席ともなるとなかなかの値段だった。
それを、麗奈から彼女の女友達ふたりに渡してもらい、
旅費もこちら持ちで、アリバイ工作を頼んだという訳だ。
「恋人同士なのに、細切れの形でしか会えないのは辛いよ。
二人だけの空間で、ゆっくりと一日過ごしてみたいんだ」
時間を掛けて、粘り強く彼女を説得した成果だった。
ラブホも考えはしたが、調教の第一歩はこの部屋でしたかった。
お嬢様を性奴隷に落とすには似合いの古アパートだし、
周囲の部屋の奴らに自慢してやりたい、その気持ちも強かった。
だから、今夜は純粋な恋人同士として交わる最後の夜。
明日になれば、俺は彼女に対してご主人様の顔も持つことになる。
「あっ、ぁあん。あ、あなたのじゃなきゃ、ぃ……いやぁ」
可愛いことを言ってくれる。誰にも渡すもんかと、改めて思う。
淫語のおねだりを仕込むのは、性奴隷に落とした後でいい。
今夜は大切な恋人として、麗奈が望むとおりに犯してやりたい。
お嬢様らしくない濃厚な愛液を、切っ先にたっぷりとまぶし、
サーモンピンクの肉の裂け目から、一気に奥へと突き入れる。
「あぁん……あうっ!」
最初は生挿入を怖がっていたが、膣外射精を繰り返すうちに慣れて、
今はスキンなしでも挿しても、安心して快感に身を委ねてくれる。
俺は、麗奈としかセックスしたことがない。
しかし、彼女は実践性教育の分野では、最高の教師だと思う。
男がどう振る舞い、セックスでどう動けば、女は気持ちよくなるか。
そのすべては、彼女の反応が教えてくれる。
「ぁあん……そこっ! ぁぐっ……そこを、もっと……」
Gスポットがどこなのか、数ヶ月前まで知りもしなかった俺だが、
今ではカリで感触を確かめながら、ピンポイントでその部分を擦れる。
麗奈は、年の割に感度が並外れていいのだと思う。
それが先天的な性質か、元カレとのセックスで開発されたのかは、
明日から始める奴隷調教で、必ずはっきりさせてやる。